1/2ﾍﾟｰｼﾞ目 気付いたら そこは私の家 頬や首筋がぬるぬるする、でもそれは温かい。 触れてみるとそれは赤。 それで全身が染まっていて 自分はここで何をしていたの？ わからない わからない わからない わからないわからない わからないわからないわからない わからない するり、と何かが自分の手から滑り落ちカランカランと音をたてて床に倒れた それはキラリと光を反射した。 深紅に染まった身体がとても温かい。それはまるで何かに包まれているような錯覚に陥る程に。 ぐら 一瞬足元がふらついたかと思うと 突然の目眩 そして頭痛 それは波打つようにやってくる。 頭がズキズキと痛む。 (何、これ…………っ!?) 喉へと何かが押し上げられてくるのが分かる。 激しい咳と共に吐き気に 襲われた。 ｢…ハァっ………｣ どちゃ 大量の赤い液体と共に吐き出されたものはさらに赤い、塊。 ｢ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ…｣ 強い不安に襲われる 怖い 怖いよ ｢そーるっ…！｣ 私は部屋を飛び出していた。 家中探し回った。 闇に溶けた外を駆けた 怖いよ、ソウル ねぇ、どこ？どこにいるの 助けてよ 彼はどこにもいない いるはずなんてない 赤い赤い肉片が ただそこに転がっているだけ [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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