1/3ページ目 「ちょっと寄りたいところがあるからソウルは先にホテル帰ってて」 「あいよ」 任務先でいい感じの雰囲気が漂う森を見つけた 足を踏み入れてみるとそこは外から見ていたよりも複雑で、気付けばすっかり迷子。 「あれー…ここどこだろう…」 不安になってきた。 ぴしゃり、頬に冷たい感触 空を見上げればぽつりぽつりと降り始める雨 「ヤバイな……」 錆びれた廃屋 「メデューサ様、遅いなぁ」 「あたりめーだろ!さっき出てったばかりなんだからよぉ」 「うん…そうなんだけどさ…」 暇なんだ、と立ち上がる。背中からばかかてめぇと罵りながらもしつこく話しかけてくる魔剣を軽く流しながらも暗闇の遠く先に見える光に向かって歩き出す。 コツコツと室内にこだまする 反響音。 「今日は何故か独りが怖いんだ… 大丈夫、ちょっとそこらへん歩いてくるだけだから…」 闇を抜けると辺りに広がるのは広大な森。この一帯には使われなくなった住居が廃屋と化した建物が点々と散らばっている。 「…あれ、なんだろう…」 錆びれた小さな小屋の玄関口に横たわる塊。近付いてみるとそれは少女だった。 「女の子…だよね」 倒れている少女の全身はぐっしょり濡れて肌はやや青白くなっている。 恐る恐る指先で少女の腕をつついてみてもぴくりともしない。 「このコ冷たいよ… もう死んでるのかな…」 「ならひっぱたいて確めてみろよ」 「えぇ〜やだよ〜突然起きたらどうするのさ…びっくりするじゃないか…」 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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