1/1ページ目 「この時期に転校生なんて 珍しーねー」 リズが髪をかき上げながら呟く。 「ホントホント!男の子だったらアタシ狙っちゃうよー?」 キムが頬杖をつきながらオックスをチラリと見れば既に彼は目に涙を溜めて頭を振る。 「馬鹿、まだ見てもないのに狙うの早ぇよ」 「キムぅ〜〜〜〜っ」 「俺は野郎より女がいいなぁー」 「ブラック☆スターったら…」 そうなのだ 今日はこのクラスに転校生がやってくる。それで周りは盛り上がっているが私は正直乗り気になれなかった。 ガラガラ………… 「ぎゃっ」 派手な音を立て盛大に転けて私たちの目の前に姿を見せた担任のシュタイン先生は寝転がったままで大きな声をあげた。 「えー…それではまずホームルームの前に転校生を紹介したいと思いまーす」 入りなさい、と教室の外にいるのだろう転校生に促した。 ブラック☆スターが舌打ちをする。 「俺様より目立とうなんて…転校生の癖に生意気だな」 「こら、しーっ」 椿ちゃんがブラック☆スターの口を両手で塞ぐとだんだん彼の顔が紅潮してきた。 「んご………」 「つ、椿ちゃん!ブラック☆スターが死んじゃう!」 「あっごめんなさい!」 既にブラック☆スターは昇天しかけていた。 「あれ…おーい! …いないの?」 「なんだなんだ?」 中々姿を見せない転校生に 教室中がざわつき始める。 「まだ来てねぇのかよ! まったくヒヤヒヤさせやがって…」 私は痺れを切らして立ち上がった。するとシュタイン先生と目が合う。 「マカさん?」 「私…見てきます!」 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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