魂喰

†white&blood day.



「私ってそんなに魅力無い!?」



トンプソン姉妹はマカに凄い剣幕で迫られていた

「まぁまぁ…人それぞれなんじゃね?」

「そうだよぉ!」

「だけど!二人は…その、むっ胸をわしーんとわしずかみされたりとか、あったし!
でも私はそういうこと一切されたことないし…」

「そんだけ大切にされてるってことだよ!触れたら気がおかしくなっちまうくらい!」

「確かに何もなさすぎるってゆーのは不安になっちゃうね…。
マカから仕掛けてみたら?
二ヒヒヒ!」

「はぁっ!?無理無理無理無理!!」

「太股チラリズム〜!なんてな」

「そんなことしたら恥ずかしすぎて死ぬ!」




キッドと付き合い始めてしばらく経つけど、周りが痺れを切らすくらい私達には全く進展がない

見下ろせば、ぺったんこの胸。
パティに「壁にレーズン2個くっ付けたみたい!」と言わしめただけのことはある






そんなこんなで放課後になってしまった



帰り支度をしているとキッドに「少しいいか」と腕を引かれ人気の無い校舎裏へと連れてこられた
まさか

(別れようなんて…言わないよね!?)

さーっと頭から血の気が失せていく
どうしようどうしよう



「顔が青いみたいだが大丈夫か?もしや体調が悪いのに無理矢理引っ張ってきてしまったか!?」

「そんなことないよ!?」

「そうか…ならいいんだ」


金色の瞳が心配そうに見つめてくるから目を逸らしてしまう
すると私の態度にキッドも頬をほんのりと染めて俯いてしまった。
なんとも恥ずかしくて気まずい雰囲気、これが「青い春」と書いて青春なのでしょうか



「…それで、その…私に話があるんじゃないの?」

「あ、ああ…」


沈黙に耐えられずおずおずと私が切り出すとキッドはなにやらポケットに手を突っ込み始めた


「今日がなんの日かは知っているだろう?」

「えーと?」



何か特別な行事でもあったっけ

私が頭を捻っているとキッドは薄く笑みを浮かべ、小さな小箱を開けた

「受け取ってくれ」





薬指にキラリと輝くそれは



「…!」



「クッキーでも作ってみようと思ったんだが調理に普通の人の倍以上は時間がかかるだろうとリズ達に止められてな。わざわざシンメトリーに形作る必要もない指輪にしてみたんだが…どうだ?」

「どうだ?じゃない…」



どうしよう、嬉しすぎて泣きそう

レーズンだのなんだの気にしてた私が馬鹿みたいだ。こんなにも想われているのに物を与えられるまで気付かないなんて
しかもそれが、指輪。中心にキッドの瞳と同じ色の宝石があしらわれたシルバーのリング

私がこんなもの貰ってしまってもいいのだろうか?



「…すまん、迷惑だったか?」

「逆!…すっこく嬉しい。ありがとうキッド!」

「喜んでもらえてよかった」

「大好きだよキッド…うぅっ」

涙で滲み視界がぼやける。

「マカ…!俺もす…」



キッドが両手を広げこちらへ踏み出したその瞬間突風が二人を襲い私はよろけてしまう。
気を取り直して抱擁を待っているけれどキッドはそのままの体勢で動かない

それどころか赤い鮮血が宙を待った

「え!?」

「ホワイトデー故に純白のっ…ぐはぁっ」

「キッド!?」



倒れたキッドの視線を辿ってみると…そこにはめくれ上がったスカートとそこからのびる私の醜い太股があった



(ばっちり見られてた!!!!)


雰囲気ぶち壊しだ


(恥ずかしくて死ぬ!)







―――――――――
間に合った…!
40分クオリティ。ぐっだぐっだの文で申し訳ないです
マトモな話書けません
甘期待して下さった方ごめんなさい

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