今日は一段と疲れたな 現在時刻午後7時 8時半になったらキャバクラ行ってお姉さんたちに慰めてもらおう デスサイズこと俺は今日も恒例のキャバ通いのため一時帰宅。鏡の前で身だしなみを整えている イケてる男を演出し女の子達の視線を釘付けにするが為髪型をセットしているのだがこれがなかなか上手くいかない 「……普段通りが一番だよな」 明日再びチャレンジしてみよう セットしている途中だった髪を元に戻していると我が家のインターホンが鳴った。 ご近所付き合い(夜のお出掛けと職業柄家に不在のことが多い)が皆無のためこんな時間に訪ねてくる人物に心当たりが無い 「はーい」 何故、何故、何故 最愛の娘が目の前にいるのでしょう 「初めて訪ねて来てくれたねぇぇぇ!」 嬉しさの余り両手を広げて飛び付くがあっさり避けられてしまった 「何しに来てくれたの?」 質問が悪かったのか、マカは黙って俯いている 「話は中で聞こうか?」 するとチラリと俺の方を見て口を開いた 「パパしか頼れる人がいなかったから…」 かなり不本意だけれど、と付け足しマカは複雑そうな表情のまま敷居を跨いだ 「まぁ、上がりなさい…」 今日はお姉さん達の元へ癒しを求めに行くことは叶わないようです 「ソウルがブラスタん家泊まりに行ってて家に一人なんだけど、9時からあるマジ怖スペシャル見たいけど一人で見れなくて…」 「あのガキ俺の可愛いマカをほったらかして自分は楽しい思いしに行ったのか!けしからん奴だな!」 「別にいいよ。そこは気にしないんだけどやっぱり誰かが傍に居てくれた方が心強いっていうか…迷惑はかけないから!見終わったらすぐ帰るし」 「番組って9時からなんだろ?終わる頃には10時回ってるだろうしそんな時間に家に帰すのは…」 「私職人だよ?大丈夫よ」 「いや!何かあってからでは遅い!」 「過保護だなー…じゃあ今日だけ泊まってってもいい?」 「マカ泊まってくれるの!?喜んで!じゃあ昔みたいに一緒にお風呂入…」 「ばっかじゃないの!?入らない入らない!…でもお風呂は入りたいかもー…。マジ怖までまだ時間あるし借りてってもいい?」 「残念だなー。うん、じゃあパパはその後で入ることにするよ」 そんなこんなでマカが泊まることになりました 私は先にお風呂を借りた後即テレビの前でスタンバっていた 番組が始まるとそれはもうおぞましい映像の数々に私は悲鳴を上げた 「写真の中央に注目していただきたい。少女の肩に写りこんだ―――――」 「ぎゃー!」 自分がソファの上で胡座を組んでいたことも忘れ足を解き、下ろすと踵に何かがあたった 心臓が一瞬だけ止まったかと思うほど驚き思考が停止する なにかいる …なにかある なんだろう 考えたくないけど、もし、いたら…… いや何かあったらパパを呼べばいい 私は恐る恐るソファの下に腕を突っ込んだ 「わぁぁ!………………………って…これ雑誌じゃん……」 ほっと肩を撫で下ろすが問題はそこではなかった 人でないものがいなくてよかったということは素直に安心できるけど でも なんか許せない… 表紙は水着のお姉さんが海辺で砂浜に寝転んでいる夏らしいものでとても綺麗 こんなのコソコソ読んでるなんてやっぱりパパは最低だ… 「私が来たから咄嗟に隠したのかな……クソ親父!可愛くない娘で悪かったわね」 何気なくパラリとめくってとあるページで私は目を止めた next [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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