1/1ページ目 真夏でもひんやりとする 夜中 空では月が怪しく笑っている 肌寒さで目が覚めた ベッドの下を見れば、自分が被っていたブランケットが落ちていた あぁ…寝てる間に 蹴飛ばしてたんだな ブランケットに手を伸ばそうとすると耳にずずっという音が入ってきた。 行動が一時停止する 意識を耳に傾けてみると、 小さい音で判断に苦しんだが それは液体を吸い上げるような嗚咽のような…人がすすり泣くような音。 自分は嫌な夢でも見ているのかと思い素早くブランケットをひっつかみ爪先から頭の天辺まで被るとそのまま眠気に身を任せた。 ―――――――― 「おはよ…ソウル 朝今日は早いね」 キッチンで朝食の準備にとりかかっていると眠そうな目を擦りながらパジャマ姿のマカが起きて来た。 目尻から顎にかけて…涙の跡、 …夜中の泣き声はやはりマカのものなのか 下手に刺激して朝からケンカなんて御免だ ここはcoolに聞いてみるか 「それ…どーした?」 「へ…ソレって?」 「お前のその目元」 するとマカは急いで鏡で 確かめる。 「まさか私の顔に落書きでも したんじゃ… ………!」 突然マカの表情が変わった。 「…なんでもない」 いや、その顔は絶対なんかある顔だろと俺が言うと「どんな顔よ!」とツっこまれた ツっこむ元気があるなら大丈夫か そう思いあまり気にしないようにしていたが泣き声はその日の夜も次の夜も続いた。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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