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換骨奪胎4
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課外授業当日
キッド、ブラスタとお馴染みの面々が揃った。今回はチーム戦で、仲間と協力して魂集めをするという内容だ

「リアナだったか?お前ちゃんとやれんのか?」
「うるさいわね」

ブラスタは早速リアナにちょっかいを出していたがキッドは離れたところからやりづらそうな顔をしてこちらを眺めていた。





始まりの合図と共に一斉に皆が地面を蹴る

「行くぞブラック☆スター!」
「おう!」
俺らのチームで先に飛び出したのはキッドとブラスタだった。

「リアナー!遅ぇぞー!」

「分かってるわよ…!」

出だしから遅れた俺らは見事に二人を見失ってしまった

「はぐれちまったみてーだな」

「はぁ…はぁ…」
リアナは息切れを起こして膝をついてしまった。
「…ったくしっかりしろよ、俺より体力ないんじゃねーの」

「こんなの…すぐに治るんだから…」
リアナはまるで自分に言い聞かせるようだった。
「さあ、行きましょ」
「行くって…完全にアイツら見失ったじゃねーか」
「大丈夫……実は私、少しだけ魂感知できるの」
「なんでそれを早く言わなかったんだよ」
「…こっちよ」

それからどのくらい経ったのだろう。一向にブラスタ達と合流できない。次第に苛立ちが募っていった。

「本当にこの道で合ってんのかよ」

今俺達が進んでいるのは鬱蒼と木々が生い茂る森の中。流石にこんなところに標的が潜んでいるとも思えなかった。それにこれだけ森の中が静かなのもおかしい。
もしあの二人が戦闘中ならば激しい衝突音などが響き渡るはずだ、ブラスタの大声なんかは特に。

「聞いてんの。俺は引き返した方がいいと思う」
「…こっちでいいの」
「でも…」

「私がこっちでいいっていってんだからこっちでいいの!こっちに行きたいのよ!」

「お前それはただの我が儘だぞ」
「ソウルはいちいち煩いのよ、私に口出ししないで!」



「……へいへい」

なんて勝手なやつなんだろう






それからまた30分くらい歩くとやっと二人に合流できた

「どこ行ってたんだよお前らー!」
「悪ぃな!」


それからなんとか二人に加勢し、標的を倒して魂を回収した。





「お前の魂感知、疑って悪かった」

「…わかればいいのよ」







気を抜いたのがいけなかった





標的の仲間であろう一人が近くに潜んで俺らを殺る期を伺っていたのだ
あろうことかそいつはリアナに飛びかかっていた


「危ねぇっ――」

「っ―――!?」



敵の槍は俺の肩を貫いた





「ソウル!ソウルってば!」
俺はリアナに抱きしめられていた
「なんで私なんか庇ったのよ!」


「武器が職人を守るのは当然だろ…?」


「ばかソウル!」


いつだったか前にもそんなことを言われたことがあった気がする…

敵はブラスタが倒した。
キッドが落ち着き払った様子で俺の肩を担いだ


「歩けるな…よし」






それから俺は死武専へ戻った。
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