ヘイリー・マリー・コール



ヘイリー・マリー・コール(Hayley Marie Kohle 1982年5月6日生)
 [カナダ・ファッションモデル]


 カナダのマニトバに出生。2000年に地元のモデル選抜大会に出場し優勝。そこからモデル業を開始した。カナダのトロント、米国のニューヨーク、ギリシャのアテネ、イタリアのミラノ、ドイツのハンブルク、ならびにイギリスのロンドンのモデル事務所と契約。これらの都市を舞台に国際的なモデル活動を展開。その期間は7年間に及んだ。

 2008年10月11日、イタリアのミラノ市内で遺体となって発見された。7階建てアパートのベランダから転落した末の死亡であり、飛び降り自殺と見られた。しかし、自殺の動機が見当たらず事故死の可能性も否定できない。現地のモデル事務所と契約を交わし同市に滞在し始めてちょうど1年が経過していた時期のことであった。契約していたミラノの事務所の代表にあたる人物によれば、『なんの前触れもなかった』。煙草を吸いにゆく旨を仕事仲間らに伝え歩み去った直後のことであったという。さらに姉妹にあたる人物によれば、死後に彼女の電子メールのアカウントを調査したところ、最後のメールはその死の数日前に送信していたもので、大きな仕事が取れたという『吉報』を興奮気味に綴った内容のものであったという。

 ノエミ・ルノワールの自殺未遂、アンブローズ・オルセンの首吊り自殺、キム・ダウルの首吊り自殺、ルスラナ・コルシュノワの飛び降り自殺、リナ・マルランダの飛び降り自殺など、ファッションモデルらの自殺の『流行』的現象が物議を醸していた時期にあっての死であった。ゆえにその死もこれらと同じ文脈において語られたことがあった。

 2008年10月11日死去(享年26)





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