ロス・アルファケスの大災害（ロス・アルファケスのだいさいがい）は、スペインのタラゴナ州サン・カルラス・デ・ラ・ラーピタの海岸沿いにある、ロス・アルファケスキャンプ場で1978年7月11日に発生した災害である。
1978年7月11日午後3時ごろ、ロス・アルファケスキャンプ場に接する国道で、25tもの液化ブタンガスを満載した積載オーバーのタンクローリーが道を外れ、レストランの建物に激突したのち、キャンプ場に突っ込み横転する交通事故が発生した。その衝撃でタンクに積まれていたガスが大爆発を起こし、2000℃にも及ぶ炎が瞬く間にキャンピングカーやテント、プロパンガスに引火し、キャンプを楽しんでいた行楽客を襲った。
強烈な熱波によりトラックの運転手を含む158人がその場で瞬時に死亡。辺りは黒焦げの遺骸だらけとなり阿鼻叫喚の地獄と化した。最終的に243名が死亡、300人以上が負傷する大惨事となった。犠牲者の多くはバカンスで訪れていたフランス人やドイツ人、ベルギー人の外国人観光客だった。
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