1/8ページ目 「こないだコタツ出しただろ?」 「ん、ゆうの方が温かいし。」 そう言って、少し首をひねってちょうどこちらを見上げるくらいにして、もっと体をくっつかせてくる。 彼女の体からは、ほのかに甘い匂いがする… そしてこの絶妙な身長の差が生み出す上目遣いは彼女の得意技だ。 「それは…そうだろうけど… あまりくっつかれると動けないから。」 まだやるべきことが残ってるし… 「ふーん、なんやせっかく女の子からくっついてあげてんのに拒むって…」 「べっ、別に拒んでなんかないっ!」 ちょっとだけ声を荒げてしまった。 でも彼女は、俺がそんな反応をすることが分かっていたようで、動じなかった。 よかったけど…読まれてたようで悔しい… 「ま、えーよ、それ終わってからで。」 それと言うのは『バニラ』宛に来た様々な書類の整理のこと。 すっと体を離して、まるでこっちに興味を失ってしまったかのように、向こうを向いてしまう。 …なんか、機嫌損ねたか? [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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