リクエスト小説

きらいきらいの裏
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森の昼下がり、あたしの気に入らないやつ、ミミロップのメロは飽きることなく夢物語を友達連中と話し続けていた。



少し離れた木陰で休んでいたあたしのところまで話し声は聞こえてきた。



「━─…それでね、昨日の夜は星が綺麗だったからいろいろお願いしちゃったんだ♪」




そんな甘いことばっかり聞いてるこっちまでアホになりそ。だいたい星に願うだけで願いが叶うなら、夜は誰もが寝ずに祈りつづけるっての。

天然少女を気取ってたらかわいく見られるとでも思ってんのかよ、メロのやつ。



それでいて、メロの周りに人が集まるのが不思議なくらいだ。


あたしがメロをうざいと思うのは、そういうところへのひがみとかがあるのかもしれない。

あたしはいつも一人だから。



一人でいた方が気が楽。今ではそんな言い訳もできる。


群れて夢物語ばっかりしてる同じ年代の女の子の中にいると息苦しくてたまんないし。



もともとザングースという種族はあまり群れることはしないから。


だからこそ、周りに取り入るように甘えるメロが嫌いだ。



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