ヴィーヴルのブログ

2009年09月09日(水)
【江戸時代のAromathrapy…♪】
江戸時代のAromathrapy…♪

今日は、五節句の一つ「重陽(ちょうよう)の節句」…





菊の節句とも言われています。





中国では、昔から奇数を陰陽で言う、陽数として縁起の良い、めでたい数字、吉数としてきたそうです。





さらに、九は「これ以上の吉数はない」=「終わり」を意味していて、その逆として再生や無限を連想させるため、不老不死、長寿を祈願する節句と言うことらしいです。





そんな重陽の節句には、菊を飾り、菊の花びらを風呂に浮かべたり、菊酒を頂いたりしながら、今現在の健康に感謝し、そして長寿祈願をしたのですね。





素敵な節句ですね(*^_^*)





昨日のお茶のお稽古では、この「重陽の節句」にちなんだ主菓子、菊の形をした練り切りが出されました。





その菊の練り切りの名前は「着せ綿」…





菊の形をした練り切りの頭には、何かがのっています。





これは、「重陽の節句」の前夜、菊の花に真綿を一晩載せて、夜露で菊の香りの染み込んだ真綿を、袖に忍ばせ香りを楽しみつつ、長寿を祈ったのだそうですよ…





なんとまぁ、昔の人は風流なのでしょう!





そして、お茶の世界でも、この菊の香りの染み込んだ真綿をお茶会へ入らした方へのおみやげとして差し上げたのだと言います。





菊の香りの芳香成分が、夜露と共に真綿に沁み込み…キク科のカモミールと同じですよん(*^_^*)





それを頂いた方は、着物のたもとに忍ばせ、香りを楽しみそして、湿った真綿をお顔へ化粧水のように付けたのだそう…





何と言う、粋なはからい(*^_^*)





そしてこれこそ、江戸時代のAromatherapyではありませぬか(*^_^*)





菊の練り切り「着せ綿」は、こう言う事だったのですね。





日本人に生まれて良かった…と思うと同時に、昔ながらの日本の忘れてはならない文化を大切にしなければ…そう思ったのでした(*^_^*)






20:59
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